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入院篇は続くよ、どこまでも~♪
という訳で、続きです。


入院2日目には担当の先生も決まったんだけど、普段担当のE先生は外来専門なので、入院中は別の先生。
どういう理由か2人いて、ハキハキ系のK先生とおっとり系のN先生は、入れ替わり立ち代り現れては、色々と問診したり、検査の説明をしてくれた。
入院半ばでは癒し系H先生も担当医に加わり、外来のE先生もたまにきてくれたので、計4人の先生にお世話なることに。

そして始まった検査の嵐!!
今までやった事ある検査から、初体験の検査まで、もうありとあらゆる検査をしたんじゃなかろうか?
思い出せる限り、書き連ねてみると・・・・ 

①血液検査→これはもう毎日。
②インフルエンザの検査→鼻の粘膜を採る時に、くしゃみが出そうで辛かった。
③便の検査→なんかウィルスとかを調べるって言ってたような・・・?
④尿の検査→普通の採尿じゃなくて、初めてカテーテルを入れられた・・・。
⑤痰の検査→これの説明、覚えてないんだよな~。(苦笑)
⑥腹部のCTスキャン→頭部はやったことあるけど、腹部は初めてだった。
⑦内視鏡検査→今回で3回目。夏にやったばっかりだったのに・・・。
⑧ガリウムシンチ→これは聞いたコトもなかった。全身の炎症反応を調べる検査。
⑨心エコー→これも初めて。でも、なんで心臓のエコーが必要だったのかは覚えてない。
⑩頭部のレントゲン→これは耳鼻科。入院直後に鼻水が止まらなくて、蓄膿症か調べるため。
⑪肺のCTスキャン→同じく肺は初めて。
⑫喘息の検査→同じく初めて。入院してから、咳が酷かったから。
たぶん、これで全部のはず。すごいな・・・、12コもあるよ。(苦笑)

なぜ、こんなにも検査が必要だったのか?
それは、熱発の原因がなかなか判らなかったからなのだ。
初期段階では風邪が原因だとアタシ自身は思っていたんだけど、抗生剤を変えつつ3日経っても全く熱が下がらないので、先生達はただの風邪じゃないと判断して、ありとあらゆる可能性を考えたんだね。
で、結果これだけの検査をすることになったという訳ですよ。
確か⑦の内視鏡をやったのが入院4日目で、とにかく腸内の様子が判らない事にはどうにもならないと、この結果が出るまで解熱剤も使えなかった。
迂闊に解熱剤を使って、UCの症状が悪化するのを防ぐためだったんだけど、入院したのに熱が下がらない4日間は本当に辛くて仕方がなかった・・・。

内視鏡の前日に、K先生とN先生が今までの検査結果と今後の治療について、話がしたいのでお母様が面会にきたら呼んでくださいと言われていた。
その日は、たまたま妹も一緒にきたので3人で説明を聞くことに。
K先生の話では、①~⑥の検査では特に何も引っかからなかったとのこと。
ま、①に関してはCRPが高かったり、白血球の値が悪かったりはしたけど、それはUCが多少なりとも再燃(状態が悪くなること)しているせいだから、予想通りだった。
要するにこの段階では、熱発の原因は全く不明だと言う訳だ。

で、K先生とN先生は今の段階で可能性のある原因が幾つかあるという話をしてくれた。
1.痛みがないけれども、UCの症状が相当悪化しているのかもしれない。
2.咳が出てるので肺炎・結核の可能性も捨て切れない。
3.もしかしたら髄膜炎の可能性もあるかもしれない。
4.最終的には服薬を疑うしかないので、ペンタサを止めてステロイド系の薬に代えて様子を見るかも。

まぁ、概ねこんな感じだったと思う。
髄膜炎に関しては、初期症状が全くないということで、検査はしないで済むことに。
よ、よかった・・・・。髄膜炎の検査は、すごい痛いと聞いたことがあったから、やらずに済むならそれに越したことはない。
肺炎もたぶんないだろうなと、アタシは勝手に思ってた。
って事はやっぱり再燃の度合いが酷かったのかなぁ?
でもそれって、内視鏡やんないと判んないんだよね・・・。・゚・(ノД`)

その時、アタシの脳裏をよぎったのはマグコロールPの巨大なパック。
たぶんソレが顔に出てたせいだと思うんだけど、K先生が「でも、検査前の下剤は辛いよね?1週間以上食事も摂ってないし、無しにしましょう」とラキソベロンとマグコロールPは免除(?)してくれた。
今この状態で、アレを飲まなきゃいけないのかと思うと、涙が出そうだったのよ正直。

で、さっそく翌日に内視鏡をやってみた結果。
確かに状態はよくないけど、こんなに熱が出るほどの症状じゃなかったんだな・・・。
むしろ腸内は潰瘍が治りかけているトコロの方が多くて、ちょっと前までは駄目でしたって感じだった。
内視鏡はE先生とK先生でやってくれたんだけど、うっすら「この状態でステロイドはないでしょ?」というE先生の声がしたのを覚えてる。

とりあえず、腸内は比較的落ち着いてることが判ったので、この日の夜からは解熱剤(ポンタール)が処方された。
これを飲むと一気に熱が下がったので、ようやくまとまった睡眠が取れるようになった。
でも、効き目がその時によってかなり幅があって、10時間効いてる時もあれば、4時間で切れる時もあったのと、無理やり熱を下げてるので飲んでから1時間くらいで大汗をかくのが玉に瑕。
もうシャワー浴びたんじゃないかっていう勢いで、頭のてっぺんから足の先までビッショリ。
病衣が絞れるくらい汗をかくので、何度も着替える羽目に・・・。
しかも熱が下がってる間はいいんだけど、その分上がった時のしんどさがUPした。
体力もいい加減限界で、トイレだけは必死に頑張って起きたけど、それ以外は起き上がれないくらい弱ってたのだ。

ふー、また長くなっちゃったなぁ。
続きは、また朝にでも・・・。
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無題
詳細な入院日記、驚きました。いぇ、たいへん感心したのです。ある意味で究極の個人情報ですよね、これって。
ドクター側も見れると良いんでしょうが、それで筆致が変わってしまったのではドクターやナースの参考にならないし・・・。是非この調子で続けてください。きっと『医療従事者一般』のためにもなってますから。
元検査技師より。
廣瀬_敏之 2006/11/22(Wed)03:22:38 編集
無題
ブログに遊びに来てくださってありがとうございますvvv
しかし・・・うわぁ大変でしたね・・・。
原因不明っていうのが一番辛いですよね。
私もその前は肝機能が急に悪化してペンタサからきたのか?!
何からきたのか分からず(ウィルス検査も異常なし)・・・今回治っていたのでそのまま封印です(←そんなんでいいのかぁ(苦笑))
でも帰蝶さんのCRPが正常値に戻ってよかったです♪
病院は色々ありますよね・・・医療ミスもありますし(←これは許せん)
ええ・・・実は私の母も潰瘍性大腸炎なのです。(←そして大腸全摘手術して復活)その時はまぁ色々ありました。語りきれないくらいに(苦笑)医療ミスもされて、私はブチ切れ発狂して・・・先生方から未だに恐れられている存在の私です(笑)
舞乃 2006/11/22(Wed)12:52:29 編集
無題
>廣瀬さま
はじめまして。コメントありがとうございます。

>ある意味で究極の個人情報ですよね、これって。
確かに、そうですね・・・!
身近な人には心配を掛けてしまいそうで言えないけど思っている事や感じた事を吐き出しただけのつもりだったので、私自身は個人情報を晒してる感覚はないんですけど。(苦笑)
ブログという匿名性の高い場所だからこそ、出来るのかもしれません。

>きっと『医療従事者一般』のためにもなってますから。
励みになるお言葉、ありがとうございます!!
個人的な覚書みたいなものなんですが、今後もこんな感じで綴っていくと思いますので、よろしくお願いします!
帰蝶 2006/11/22(Wed)15:32:14 編集
無題
>舞乃さま
こちらこそ、ありがとうゴザイマスv
今は一応、原因と思われるモノが判ってるんですけど、未だ断定は出来ない状態なんですよね~。
ここら辺の話は入院篇の続きに書きますので・・・。(笑)

>肝機能が急に悪化してペンタサからきたのか?!
確かにペンタサは肝機能が弱りますよね。私の浮腫みもそうですけど、その時治ったからといって、とりあえず様子見というのは、患者にとっては一番の心配の種なのに!!!と思ったりします。

>実は私の母も潰瘍性大腸炎なのです。
お母様もUCというのは記事を拝見したのですが、大腸全摘なさっているんですか?!
医療ミスもあったとのことなので、さぞご苦労されたんでしょうね・・・。
今はネットなどである程度の情報を患者側も知ることができますが、基本的には先生にお任せな部分も多いので、信頼できる病院・先生に診て貰うって本当に難しいなぁと思います。

温かいコメント、ありがとうございました!(´▽`)
帰蝶 2006/11/22(Wed)15:32:49 編集
無題
帰蝶さま、Re
病状が好転さて速やかに退院ができますように。
少しでも力付けになったとしたら嬉しかったです。
廣瀬_敏之 2006/11/23(Thu)03:49:39 編集
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  潰瘍性大腸炎(UC)を患っている帰蝶の 大して闘ってない闘病BLOG(笑)
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プロフィール
HN:
帰蝶
性別:
女性
自己紹介:
2005年夏に潰瘍性大腸炎(UC)と診断され、難治性の病気で特定疾患にも認定されている事を知る。
現在までにUCでの入院歴2回。
只今、2回目の入院記を更新中☆
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