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さて、続きです。

どこの病院もそうだと思うんだけど、深夜の救急受付って独特の雰囲気がある。
深夜の救急ってホントに救急の人と、単に昼間は混んでるからっていう理由で来る人がいるからなのか、受付の人の態度が妙にそっけない気がするんだよね。
この時も初めのうちは、「一体、なんなのさ?」的な扱いだった。

とりあえず、UCで元々この病院に罹っていることと、熱が10日以上続いていることを伝えると、受付のおじさんはこう言った。
「え?今更?なんで10日も我慢してたの?」
今更って言葉に引っかかりはしたものの、確かに10日も我慢してたのは「なんで?」と聞かれても仕方がない。
何とも答えようがなくて黙ってるうちに、おじさんはテキパキとERに連絡を入れてくれて、すぐに診察をうけることに。
ま、案の定おじさんの伝達内容は「10日も熱が続いてたそうなんですが、とうとう我慢し切れなくて来たみたいですよ」だったけれども。(苦笑)

ERの診察室には2人のお医者さんがいて、一目で研修医と指導医なんだなとわかる雰囲気。
研修医と思われる人の問診に答えている間に、指導医らしき人が一瞬いなくなったと思ったら、なんと3人目のお医者さんが登場。
どうやらUCと告げたことで、3人目の先生は呼ばれたらしい。
看護師さんが熱やら血圧やら測ってる横で、研修医に色々訊ねる3人目の先生はスキンヘッドに眼鏡という結構強烈な外見の先生だった。(以下、メガネ先生)
結局、メガネ先生からも同じように問診を受けることに。

熱は続いていたけど、下痢は最近までなかったこと、熱に耐え切れずに市販の鎮痛解熱剤を飲んだら、下血したけど今は治まってること、熱が高くなってからは、殆ど食事が摂れていないことなんかを伝えると、とりあえずレントゲンを撮ってみることに。
血液検査もするからと採血された後、すかさず車椅子に乗せられてレントゲン室へ。
レントゲンと血液検査の結果が出るまでに1時間くらいかかるからと言われ、その間に診察室で点滴をすることになった。
「点滴が終わるまでに2時間くらい掛かりますよ」と言われたので、付き添ってくれた母も診察室で待つことに。
アタシはすっかりグッタリしてて、意識も飛び飛びな出来ない状態。
それでも病院に来たんだから、きっとすぐに良くなるはずだと安心した気持ちにもなってた。

あっという間に1時間が経って、メガネ先生が検査結果を説明しにきてくれた。
レントゲンを見る限り、UCが酷く悪化しているような様子は見受けられないし、血液検査でも炎症値(CRP)が多少上がっているものの極端な上昇ではないとの事だった。
入院する必要はないと思うけど、それでも高熱が続いてるっていうのは気になるから、もう少し詳しい検査をしてみないと何とも言えないと言われた。

説明が終わった所で処置室に移ることになって、抗生剤の点滴も併せて受けることに。
ところが、この抗生剤が始まって暫くすると、顔に発疹が・・・。
体調が悪い時に顔だけに蕁麻疹が出るコトもあるアタシなので、別に深く考えてなかったんだけど、どんどん増え始めてしまった。
それでも別に痒いな~と思うくらいで、出来ては消えていくから、そのまま放置してた。
点滴が終わって、看護師さんが様子を見に来てくれた時に、「あの、なんか発疹が出ました」と一応報告したら、先生達が大慌てで飛んできた。

一番初めに来たのは研修医の先生で、今までに薬で蕁麻疹が出たことは?と聞かれたので、「ペンタサの飲み始めに少しだけで、後はありません」って答えたら、それっきり質問を思いつかなかったみたいで、ただ顔に出来た消えかけの発疹を触ってたのが、何か不思議だった。
暫くしてメガネ先生と指導医の先生も来て、さっきの質問の他にいくつか聞かれたんだけど、既に何を聞かれたのか覚えてないんだよね・・・。
なーんだ、やっぱりコレも聞かれんじゃん!とか思った記憶だけは残ってるんだけど、肝心の質問そのものは忘れてしまった。(苦笑)

結局、あまりにも消えるのが早かったせいで、抗生剤と発疹の因果関係はわからず、おそらく熱で汗をかいたせいだろうということに。
実際、10日近く熱が続いていた中で、汗をかいたのはERにきた時だけだった。
普段は汗かきなアタシなのに、家では全く汗が出なくて、それもすごく気持ち悪かったのだ。
『熱が上がる→汗をかく→熱が下がる』が普通なので、汗をかかないだけでも今考えれば十分に異常事態だったんだよね・・・。

とりあえず点滴が終わったら一度帰って、予約を入れて置くから昼間に点滴を受けに来てくださいと送り出されて、明け方に帰宅。
全然熱は下がってなくて、深夜救急に掛かっても実際は楽にならなかったけど、気持ち的にはずいぶん楽になっていて、そうとう安心しきっていた。
入院は必要ないとメガネ先生は何度も言ってたので、きっと検査したらすぐに熱の理由も判って、薬が貰えるんだろうなと思い込んでいたアタシ。
たぶん、半分以上治った気でいたね、この時のアタシは。(苦笑)
もちろん付き添っていた母も、同じ気持ちだったと思う。
この時は、翌日のER診察で即入院になるなんて、これっぽっちも思ってなかったんだから・・・。


続きはまた、後ほど。
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  潰瘍性大腸炎(UC)を患っている帰蝶の 大して闘ってない闘病BLOG(笑)
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プロフィール
HN:
帰蝶
性別:
女性
自己紹介:
2005年夏に潰瘍性大腸炎(UC)と診断され、難治性の病気で特定疾患にも認定されている事を知る。
現在までにUCでの入院歴2回。
只今、2回目の入院記を更新中☆
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