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うー、薬局にいって薬を受け取ってきたんだけれども・・・。
注腸薬だと、ものっすごい嵩張るな~。お、置き場所がないよー!!!(>x<)
さて、昨夜は更新できなかった続きでゴザイマス♪


入院10~12日目のアタシは、すこぶる機嫌が良かった。
熱が下がったから、まとまった睡眠が取れるようになったし、ようやく洗髪が出来るように♪
初回は看護師さんがやってくれたんだけど、ここで体力が落ちてることを実感・・・。
ただ座って、されるがままになってるだけだったのに、やたら疲れたのだ。
昼間は寝ないように(夜寝られなくなるから)してたのに、洗髪後には起きていられないほどの疲労感に負けて、
うっかりお昼寝。
これはマズい・・・と思ったアタシは、体力回復のためにも歩こう!!と決めた。

入院してから10日、入院前も1週間くらいは、ベッドとトイレの往復以外に殆ど歩くことがなかったから、
足の筋肉が落ちてしまっているのが気になったのだ。
そりゃそうだよね・・・、普通の生活で半月も歩かないなんて異常事態だもん。(苦笑)
そんな訳で、今までは面会時に差し入れて貰っていた飲み物を買いに、1日1回は売店に行くことに。

ここでアタシは考えた。エレベーターを使っちゃうと、歩く距離が少ないよな~、と。
なので、8Fの病室から地下の売店まで、階段で行くという暴挙(?)に出たのだった。
延べ9F分をせっせと降りて、久々のお買い物を満喫。
別に病院の売店なんだから、特に品揃えがいい訳でもないんだけど、自分で色々自由に見られる喜びに浮かれて、
狭い売店を行ったりきたり。(笑)
目的の麦茶(なぜか調子を崩すと、麦茶か水しか飲めないので)を買って、意気揚々と階段を上り始めた。

が、3Fに着いた頃には息が切れ始め、6~7F付近では心臓がバクバクして、大量の汗が!(´ヘ`;)
迂回してエレベーターを使おうか・・・と、ちらりと思ったものの「いや、これはトレーニングなんだから甘えちゃ駄目だ!!」と、なんだかスポ根的な発想に陥ってしまい、どうにか8Fの病室へ。
ベッドにたどり着いた頃には、フルマラソンを走った後(いや、走ったことないけど・・・)のように息が上がっていて、
そのままベッドに倒れこむようにして一時間半も眠りこけたのだった。

この事を夜面会に来た妹に得意満面に話したら、「・・・・アンタ馬鹿なんじゃないの?」と一言。
髪洗うだけでもグッタリだったのに、なんでいきなりそんな無茶をするんだと、こっぴどく叱られた。
ちぇ~、おねーちゃん頑張ったのにな・・・と、ちょっと寂しかったけど、確かに無茶だったかな?とも思ったので、
翌日は行きは階段、帰りはエレベーターに。
でも、この後も何度か往復階段にチャレンジして、その都度グッタリしてた。(笑)

そして入院12日目の夕方、外来担当のE先生が顔を出してくれた。
内視鏡の時以来会っていなかったので、熱が下がって少し元気になっていたアタシを見て、
E先生は「やっぱりペンタサが原因みたいだね?まさかとは思ってたんだけど、止めて正解だったかぁ」と言った。
今までにアタシのような例は殆どなくて、今回思い切ってペンタサ中止をしていなければ、
もしかしたら2~3ヶ月原因に気づかずに熱が続いてたかもしれないと、ちょっとコワい話を聞かされ、
最後には「ごめんね、もっと早く中止すれば良かったね」と謝られてしまった。

あくまでもアタシの想像なんだけど、たぶんE先生はペンタサを疑ってなかったんだと思う。
内視鏡の検査中にも「この状態でステロイドはないでしょ?」と厳しめの声でK先生に話をしてたし、
ペンタサ中止はK先生の独断だったんだと思うのだ。
だから、謝られたのかなぁ~と・・・。
この辺は、退院後の初診察でちょっとだけ詳しく聞いたので、また後日にでも。

この日の夜には、食事も半分以上摂れるようになってきたので、点滴から開放された。(≧ο≦)人(≧V≦)ノ
これは本当に嬉しかったな~。もう、腕もいい加減ボロボロだったしさ・・・。
血管が出にくいらしく、ERに罹った時から点滴には悩まされていたのだ。
まずアタシの腕を見ると、看護師さんたちは一様にベシベシと腕を叩き始める。
そして、二の腕をゴムで縛ったり、蒸しタオルで温めたりして血管が浮き出るのを待って、
右左まんべんなく針がささりそうな血管を探してくれるんだけど、ようやく刺さってもすぐに漏れたり、腫れたりしてた。
もう、両腕の肘からしたの内側は青くなった跡だらけ・・・。
最終的には右手首の骨の横辺りに針が刺さってたので、右利きのアタシは非常に不自由していたのだった。
ま、手の甲とか足から点滴にならなかっただけ良かったけどね。(苦笑)

ようやく熱発の原因も判って、熱も下がり、だいぶ元気にはなってきた。
で、肝心のUCの症状はというと、あいかわらず下血も続いていて、案の定腹痛が出始めていた。
まだ痛くて眠れないほどの状態ではなかったけど、代替の薬はまだ貰ってないし、はてどうなるんだろう?
と、またもやアタシは不安に思っていたのだった。


はいっ、とりあえずここまで。
続きは深夜にでも・・・。
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なんだか昨夜の注腸後に、お腹の中を空気が行き来して、なかなか寝付けなかった。
明け方頃に寝たせいで、今朝は11時過ぎまで起きられませんでしたよ・・・。
さぁ気を取り直して・・・・、入院篇も折り返しでございます♪今しばらく、お付き合いくださいませ。


無事にガリウムシンチが終わった、入院9日目。
夕食の前にH先生の診察があったので、早いかな・・・と思いつつも結果はどうでしたか?と聞いてみた。
H先生の所にはまだ結果がきていないとのことで、K先生に確認しておきますと言われたので、
まぁ明日くらいには判るだろうと思っていた。
が、夕食後まもなくK先生が登場。
診察はだいたい夕食前までで、夕食後にくるなんて珍しいので、もしかしたら炎症の部位が判って、
熱発の原因が判ったのかもしれない{%kirakira1_a%}と、ちょっと期待した。
ところがK先生は、検査結果を見てもUCの炎症以外は、何の所見も認められないというのだ!!(・ω・ )モニュ?

じゃあ、何でアタシは熱が出てるの??症状は熱が出るほどじゃないはずなのに・・・。
そう訊ねるアタシにK先生は、「一応、本当に念のためなんだけどね、ペンタサを1回止めてみましょう」と言った。
今、考えられる全ての事を、出来る順番にやっていくしか原因を突き止める方法がないということのようだった。
他にも心エコーとか、耳鼻科的な要因かもしれないので耳鼻咽喉科の診察とかも受けることになると言われた。
とりあえず今ならペンタサを止めても、極端に症状に響くような状態ではないということで、この日の夜から服薬を中止。

とはいっても、下血はあいかわらずで便は粘液な状態だったので、ペンタサ止めたらどうなっちゃうんだろう・・・と、
去年の夏の苦しみがアタシの脳裏によぎった。
下痢&下血が続いても、腹痛が殆ど出ていないのは、どう考えてもペンタサの効果。
ペンタサ中止で代替の薬も無しだったので、またあの痛みが襲ってくるかと思うと気が重い。
でも、このままずーっと解熱剤頼りを続けるわけにもいかないしな・・・。
一応、念のためだってK先生も言ってたし仕方がないなぁと、この時は思っていた。

が、ペンタサの中止は、すぐに劇的な効果が現われた。
今まで、38℃台に熱が上がる→解熱剤を飲んで36℃台に下がる→効果が切れ始めると熱が徐々に上がって、
38℃台に戻るの繰り返しだったのに、中止した翌日から38℃台の熱が出なくなった。
中止して3日目くらいまでは37℃台後半まで熱が出ていたけれど、解熱剤がなくてもいられるようになったし、
時間帯によっては37℃台前半でそれ以上は上がらなくなったのだ。

これには先生達も本当に驚いていた。
なぜなら、ペンタサの服用中止で熱が下がった=薬の副作用の可能性が高いということ。
普通に考えれば、1年以上も服薬していた薬でこんな症状が出るなんて、殆どありえないからだ。
副作用って大概は飲み始めに出るし、E先生からもそう聞いていた。
アタシ自身飲み始めに浮腫んだり、頭痛がしたりしたから、飲み始めて1ヶ月目くらいで解消された時に、
薬に対する耐性が出来たんだなと理解していた。
なのに、今さら副作用って・・・・。(涙)
K先生の話では、まだ他にも原因があるかもしれないし、今の段階ではペンタサと断定は出来ないということだった。
けど、中止して熱が下がったということは、おそらくペンタサが原因なんだろうと、この時のアタシはあまり深く考えず、
単純に原因が判ったことが嬉しかった。

結局、心エコー異常なし。
耳鼻咽喉科での診察、異常なし。
やっぱりどう考えても、ペンタサが原因としか思えなくなってきたのは入院12日目のことだった。


ふー、あと何回で入院篇の終わりにたどり着けるのかしら・・・?
とりあえず、続きはまた後ほど~(* ^ー゚)ノ
新しく始まったSNSをいじってたら、うっかりこんな時間に・・・!!
今日中に入院篇終わるかしら・・・・?とりあえず、続きです。


入院8日目は血液検査以外は何もなく、この辺りからは1回の解熱剤で熱が下がってる時間が長くなってきたので、楽な時間は本を読んで過ごすことに。
入院中に読破した文庫本は24冊。
家族みんな活字中毒なので、家からまだ読んでなかった宮部みゆきの模倣犯とか、ブレイブストーリー、母と妹おすすめの浅田次郎、母おすすめの乃南アサなどなどを読み漁る。
楽な時間が増えると、急に身の回りのことが気になり始めて、爪切りやら毛抜きを持ってきてもらって手入れしたり、入院してからお風呂やシャワーはおろか、顔も碌に洗えない状態だったので、洗顔石鹸と基礎化粧品一式を持ってきてもらったりした。

一番不快だったのが、大汗かくのに洗髪が出来ないこと。
身体や顔は看護師さんに手伝って貰いつつ、蒸しタオルで清拭できるんだけど、髪の毛や頭皮は蒸しタオルで何度拭いても、さっぱり感がない。
ドライシャンプーを買ってきてもらって、面会時間にやってくる母や妹に頼んでやってもらったのも確かこの頃から。
本来は1日置きくらいで入浴日があるんだけど、アタシは退院するまで許可を出してもらえなかった。
ま、最後の何日かは洗髪だけならOKになったので、それだけでも良かったのかも。(苦笑)

そして、入院9日目。
とうとうガリウムシンチの検査当日。
検査前処置では解熱剤が切れてフラフラだったので、解熱剤を飲む時間を調整しておいたせいか、検査に呼ばれた時には36℃台だった。
看護師さんは車椅子を用意してくれてたんだけど、歩けそうな感じだったからお断りして、点滴を引き摺りつつ自力で1Fの検査室へ行くことにした。
16時近い時間の検査だったから、病院のエレベーターは面会に来た人たちで大混雑。
今まで通院してた時は、内科が2Fだったからエレベーターを使ったことがなくて、あまりの混雑振りに本当にびっくりした。
そして、世間の冷たさにもびっくりすることになろうとは・・・!!

まず、明らかに入院患者だと判っている人たちを押しのける勢いで乗り込む。
そして、搬送優先と書いてあるエレベーターなのに、途中階で車椅子やベッド搬送の患者さんがいても、誰一人降りようとしない・・・。
もしくは一つのエレベーターに車椅子が2台は乗れるようになっているのに、スペースを詰めない!
車椅子に付き添いの看護助手さんがいる場合は、詰めるように声を掛けてるんだけど、1人で移動してる時だったら、たぶん乗れなくて次を待つしかなくなる。
確かに混んでるせいで、エレベーターがなかなか来ないから、早く乗りたいとか降りたくない気持ちは判るんだけど、ここ病院ですよ?と言ってやりたい気持ちで一杯だった。
ま、小心者のアタシには、もちろんそんなコト言えやしなかったんだけどさ・・・・orz

結局一台待ってどうにかエレベーターに乗り込んで、ドアの隙間に点滴のカートを引っ掛けつつも、とりあえず検査室に到着。
初めての検査で勝手が判らず、検査技師さんに言われるがまま、撮影台に横になった。
すると、撮影をする間は姿勢を変えちゃいけないので固定しますねと言われて、撮影台の上で固定用の大きなシートに蓑虫のような状態で包まれてしまった。
な、なんだコレ?ホントに全身が動かない・・・!!!
撮影には1時間くらいかかりますと事前に言われてたので、この状態で1時間は辛いなぁと、その時は思ってたんだけど、実際に撮影が始まったら環境音楽みたいのが流れ出して、その心地よさにうっかり寝てしまった。(笑)

撮影は仰向けに寝ているアタシの真上から、レントゲンの時に撮影部位をくっつけるような大きな板みたいなのがぐぐーっと近づいてきて、その板がちょっとづつ横方向に動いていた・・・ような気がする。
初めは顔すれすれくらいまで近づいてきたから、すごい圧迫感があったんだけど、その内に傾いて隙間が出来たりするので、圧迫感はすぐになくなった。

うとうとしてたら「撮影が終わりましたよ。気分は悪くないですか?」と声を掛けられて、あっという間に検査は終了。
1時間、全く身体が動かせなかったから、撮影台から降りる時にちょっとふらついたけど、帰りも自力で病室まで戻ったのだった。


途中でちょっと脱線しましたが、ようやく半分は過ぎましたよ~。
続きは、また後ほど!ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
朝にでも・・・とかいいながら、既にもう夕方とはこれ如何に?
寝坊した上に、掃除やらなんやらしてたら、あっという間にこんな時間だった・・・ (((´・ω・`)
という訳で、入院篇その⑥でゴザイマス。


入院4日目にして解熱剤が処方されたとはいえ、根本的な原因が判らないので、あいかわらず38℃台の熱に悩まされる日々。
ただお腹の状態は良くなりつつあったので、5日目からは食事が摂れるようになった。
低残渣食だったので、三分粥と味が薄くて脂質が少ないおかずだったけど、久々に食べたのでものすごーく美味しく感じられた。
『ご飯が食べられるって素晴らしい・・・』と、うっかり感動したりもした。(笑)

それでもまだ24時間点滴は続いてたし、抗生剤も使ってた。
服薬は毎食後のペンタサ以外に、夕食後の胃薬(タケプロン)と、適時に解熱剤(ポンタール)。
いつになったら熱が下がるんだろう・・・?もしかして、このままなのか?
と、かなり不安に思っていたら、6日目の朝にK先生がひょっこり現われた。
「今日から担当医が増えますよ」と紹介されたのが、角刈りに下がり眉のH先生。
ほんわりした雰囲気の先生で、この日から退院まで毎日顔を出してくれたのは、このH先生だった。
ちょうど熱に魘されてる時で、うまく声も出せなくて、ちゃんと挨拶すら出来なかったんだけど、暫くしてからH先生だけが再び現われて、触診と問診。
そこで、ガリウムシンチグラフィーなる検査の説明を受けることに。
熱発の原因を探るのに、身体のどこの部位で炎症が起こっているのかを調べたいということだったんだけど、初めて聞く検査だから、一体なにをどうするのか判らなくてきょとんとするアタシ。

簡単に言うと、検査の2~3日前に薬剤を注射すると、体中に行き渡った薬剤が検査当日までには炎症が起こっている部位に集中するので、それをガンマカメラで全身画像を撮ることで確認できるという検査。
高熱が続くのに原因が判らない時とか、悪性の腫瘍が疑われる時に行う検査なんだそうな。
なので、明日は薬剤の注射をしましょうと言われて、説明は終了。

入院7日目には、咳が酷くなってきていて朝晩の吸入も追加になった。
咳は入院後から徐々に悪化していて、喉の痛みも感じ始めていたんだけど、普段痛くなる声帯辺りじゃなくて、もっと上の方が痛くなっていた。
とはいっても、小学生の時にアデノイド手術を受けた際、扁桃腺も取ってしまっているアタシは、喉が痛くなることなんて滅多にないので、この痛さがうまく説明出来なかった。
痰と鼻水もこの頃がMAXで、ティッシュを1日半に一箱ペースで使い切る勢い。
先生達は喘息を疑い始めてたみたいなんだけど、アタシは咳の原因は胃薬(タケプロン)なんじゃないかと勝手に思っていた。

薬が処方されると、今はどこでも薬の説明書みたいなものをくれるから、必ず毎回新しい薬が出たら読むんだけど、タケプロンの説明には注意事項として『ひどい咳・息切れ・呼吸困難などの症状が出たらご連絡下さい』と書いてあった。
自分でも明らかに風邪の咳じゃないなぁと思ってたし、吸入も効果が実感できなかったから、喘息よりもこっちの方が怪しそうな気がしたんだよね。
でも、看護師さん経由で先生に確認してもらった所、薬のせいではないだろうとのこと。

結局、退院当日に呼吸機能検査もしたんだけど、この頃には咳も治まりかけていたので、やっぱり喘息ではなかったし、しかも退院したら嘘のように咳が出なくなった。
一時は内臓が飛び出すかと思うくらいの勢いで咳き込んでたのに、この治りっぷりはなんなんだ?と不思議に思ったけど、もしかしたら単に病院の空気が合わなかっただけなのかもしれない。(苦笑)

そして、ガリウムシンチの検査前処置も7日目の出来事。
夕方くらいに呼ばれて、車椅子で8Fの病室から1Fの処置室まで連れていって貰ったんだけど・・・。
ちょうど解熱剤が切れ始めていて、熱が37℃台になっていた。
解熱剤はナースステーションに預けてあって、38℃を超えたら看護師さんを呼んで解熱剤を飲むことにしてたから、自分で勝手には飲めなかったのだ。
でも、まだ37℃台なら我慢できるな・・・と、あえて処置前には解熱剤を飲まなかった。
が、待合に2人いて、何故か処置室は空っぽ。
20分経っても、30分経っても順番が回ってこない・・・。(涙)
その間に解熱剤が完全に切れてしまい、脳味噌が破裂しそうな圧迫感と酷い寒気に、ガタガタと震えが・・・((;゚Д゚)ガクガク

もう意識は朦朧としてるし、勝手に涙はでてくるし、ようやく順番が回ってきた時には、「確認のためにお名前を教えて下さい」と聞かれてもまともに喋れない状態。
どうにか声を絞り出して名前を言ったら、検査技師さんがのんびり器具を揃えながら「どこか痛いんですか?」というので、「いえ・・・・、熱が38℃以上あるんです・・・・」と答えると、大急ぎで準備してくれた。
何だ・・・、早く出来るんじゃん・・・・!(# ゚Д゚)
この時のアタシは、家で39.7℃出て市販の解熱剤を飲んじゃった時くらいやさぐれてたね。(笑)

無事、注射を終えて病室に帰ると、看護師さんがすぐに解熱剤を持ってきてくれた。
アタシから声を掛けたわけじゃなかったんだけど、きっとあからさまに駄目な顔してたんだと思う。
頭と額は氷枕+アイスノンで冷やして、手足は冷えちゃってるので足元には湯たんぽという、一見矛盾した状態でうとうとすること1時間。
びっしょり汗をかいたアタシは、あまりの気持ち悪さに目が覚めたのだった。
ある意味、入院中で一番辛い時間だったかもしれないなコレ。(苦笑)


とりあえず、ここまで。
続きは、たぶん深夜にでも・・・・。
入院篇は続くよ、どこまでも~♪
という訳で、続きです。


入院2日目には担当の先生も決まったんだけど、普段担当のE先生は外来専門なので、入院中は別の先生。
どういう理由か2人いて、ハキハキ系のK先生とおっとり系のN先生は、入れ替わり立ち代り現れては、色々と問診したり、検査の説明をしてくれた。
入院半ばでは癒し系H先生も担当医に加わり、外来のE先生もたまにきてくれたので、計4人の先生にお世話なることに。

そして始まった検査の嵐!!
今までやった事ある検査から、初体験の検査まで、もうありとあらゆる検査をしたんじゃなかろうか?
思い出せる限り、書き連ねてみると・・・・ 

①血液検査→これはもう毎日。
②インフルエンザの検査→鼻の粘膜を採る時に、くしゃみが出そうで辛かった。
③便の検査→なんかウィルスとかを調べるって言ってたような・・・?
④尿の検査→普通の採尿じゃなくて、初めてカテーテルを入れられた・・・。
⑤痰の検査→これの説明、覚えてないんだよな~。(苦笑)
⑥腹部のCTスキャン→頭部はやったことあるけど、腹部は初めてだった。
⑦内視鏡検査→今回で3回目。夏にやったばっかりだったのに・・・。
⑧ガリウムシンチ→これは聞いたコトもなかった。全身の炎症反応を調べる検査。
⑨心エコー→これも初めて。でも、なんで心臓のエコーが必要だったのかは覚えてない。
⑩頭部のレントゲン→これは耳鼻科。入院直後に鼻水が止まらなくて、蓄膿症か調べるため。
⑪肺のCTスキャン→同じく肺は初めて。
⑫喘息の検査→同じく初めて。入院してから、咳が酷かったから。
たぶん、これで全部のはず。すごいな・・・、12コもあるよ。(苦笑)

なぜ、こんなにも検査が必要だったのか?
それは、熱発の原因がなかなか判らなかったからなのだ。
初期段階では風邪が原因だとアタシ自身は思っていたんだけど、抗生剤を変えつつ3日経っても全く熱が下がらないので、先生達はただの風邪じゃないと判断して、ありとあらゆる可能性を考えたんだね。
で、結果これだけの検査をすることになったという訳ですよ。
確か⑦の内視鏡をやったのが入院4日目で、とにかく腸内の様子が判らない事にはどうにもならないと、この結果が出るまで解熱剤も使えなかった。
迂闊に解熱剤を使って、UCの症状が悪化するのを防ぐためだったんだけど、入院したのに熱が下がらない4日間は本当に辛くて仕方がなかった・・・。

内視鏡の前日に、K先生とN先生が今までの検査結果と今後の治療について、話がしたいのでお母様が面会にきたら呼んでくださいと言われていた。
その日は、たまたま妹も一緒にきたので3人で説明を聞くことに。
K先生の話では、①~⑥の検査では特に何も引っかからなかったとのこと。
ま、①に関してはCRPが高かったり、白血球の値が悪かったりはしたけど、それはUCが多少なりとも再燃(状態が悪くなること)しているせいだから、予想通りだった。
要するにこの段階では、熱発の原因は全く不明だと言う訳だ。

で、K先生とN先生は今の段階で可能性のある原因が幾つかあるという話をしてくれた。
1.痛みがないけれども、UCの症状が相当悪化しているのかもしれない。
2.咳が出てるので肺炎・結核の可能性も捨て切れない。
3.もしかしたら髄膜炎の可能性もあるかもしれない。
4.最終的には服薬を疑うしかないので、ペンタサを止めてステロイド系の薬に代えて様子を見るかも。

まぁ、概ねこんな感じだったと思う。
髄膜炎に関しては、初期症状が全くないということで、検査はしないで済むことに。
よ、よかった・・・・。髄膜炎の検査は、すごい痛いと聞いたことがあったから、やらずに済むならそれに越したことはない。
肺炎もたぶんないだろうなと、アタシは勝手に思ってた。
って事はやっぱり再燃の度合いが酷かったのかなぁ?
でもそれって、内視鏡やんないと判んないんだよね・・・。・゚・(ノД`)

その時、アタシの脳裏をよぎったのはマグコロールPの巨大なパック。
たぶんソレが顔に出てたせいだと思うんだけど、K先生が「でも、検査前の下剤は辛いよね?1週間以上食事も摂ってないし、無しにしましょう」とラキソベロンとマグコロールPは免除(?)してくれた。
今この状態で、アレを飲まなきゃいけないのかと思うと、涙が出そうだったのよ正直。

で、さっそく翌日に内視鏡をやってみた結果。
確かに状態はよくないけど、こんなに熱が出るほどの症状じゃなかったんだな・・・。
むしろ腸内は潰瘍が治りかけているトコロの方が多くて、ちょっと前までは駄目でしたって感じだった。
内視鏡はE先生とK先生でやってくれたんだけど、うっすら「この状態でステロイドはないでしょ?」というE先生の声がしたのを覚えてる。

とりあえず、腸内は比較的落ち着いてることが判ったので、この日の夜からは解熱剤(ポンタール)が処方された。
これを飲むと一気に熱が下がったので、ようやくまとまった睡眠が取れるようになった。
でも、効き目がその時によってかなり幅があって、10時間効いてる時もあれば、4時間で切れる時もあったのと、無理やり熱を下げてるので飲んでから1時間くらいで大汗をかくのが玉に瑕。
もうシャワー浴びたんじゃないかっていう勢いで、頭のてっぺんから足の先までビッショリ。
病衣が絞れるくらい汗をかくので、何度も着替える羽目に・・・。
しかも熱が下がってる間はいいんだけど、その分上がった時のしんどさがUPした。
体力もいい加減限界で、トイレだけは必死に頑張って起きたけど、それ以外は起き上がれないくらい弱ってたのだ。

ふー、また長くなっちゃったなぁ。
続きは、また朝にでも・・・。
  潰瘍性大腸炎(UC)を患っている帰蝶の 大して闘ってない闘病BLOG(笑)
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プロフィール
HN:
帰蝶
性別:
女性
自己紹介:
2005年夏に潰瘍性大腸炎(UC)と診断され、難治性の病気で特定疾患にも認定されている事を知る。
現在までにUCでの入院歴2回。
只今、2回目の入院記を更新中☆
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